もくじ
公的年金はあてにできない?
人生100年時代と言われるようになりました。
老後2000万問題と騒がれたのもつい最近のこと。
いったい私たちの老後のお金は、
公的年金だけで足りるのでしょうか?
ということで、この記事は、
ご心配を「明るい未来」にできる情報を提供しますので、
最後までぜひお読みくださいませ。
さて、社労士の立場から
多くの方々の「年金定期便」を拝見いたしますが、
大企業にいらっしゃる男性でも
「あ、こんなもんですよね(やっぱり)泣」と思うし、
ずっと働いてきた女性の方々の定期便をみると、
「育児、家事と、これだけ長く働いてきたのに、このくらい(しか)もらえないのよね泣」
「(逆に)女性なのに、年金月額12万円、よく頑張ったエライ!」
と思います。
つまり、
どんなに高い給与の会社員でも
月額15万あれば高いほうですし、
OLを長くつとめてきた女性会社員は、
月額11万くらいの方が多いと思います。
ですので、年金の時代には、
現役時代と同じような生活をしていたら、
あっという間に貯金は・・・・なくなります。
そして、
人口減によって、
年金額は「減る」可能性が高いということ、
物価が高くなるになっても
年金額はあがりにくいので、
生活は苦しくなる可能性が高くなるのです泣。
ひとつ、ご安心いただきたいことがあります。
週刊誌などの見出しにあるような「公的年金の破綻」はあり得ません。
はい、年金制度の破綻はありません。
つまり、生きている間はなにがしかのお金は
「終身年金」としてもらえますから、
これはご心配なく。
老後資金は2000万円で足りる?
では、
公的年金だけでは暮らすのが難しくなりそうだなとわかってはいるものの、
「老後2000万問題」と言われたように、2000万の貯金があったら
なんとかなるのかな?という話です。
例えば、
いま65歳以上の年金受給者世帯の
平均受給額が夫婦ふたりで21万円ですので、
このモデルを例に考えてみましょう。
毎月の生活が、
26万円かかるとしたら、
毎月5万円の赤字です。
2000万円の貯金を取り崩すとして、
2000÷5=400月
400÷12月=33.3年
65歳(夫)が33年、98歳まで大丈夫!
という試算がでました。
でも、
考えてみてください。
「毎月26万円の生活費の内訳」です。
家計簿をつけていらっしゃる方なら
ピンとくると思いますが、
これではレジャー費は捻出できないでしょう。
もし、持病があって医療費がかかったら、
もし、夫が先に亡くなってしまったら、
(21万の約3/4=約16万円が妻の年金)
孫のおこづかい、外食などなど、、苦しい内訳です。
つまり、
住宅ローンが終わっている夫婦でも、
2000万の貯金しかなければ、
シビアな生活が待っている!といえます。
そんなこと言ったって、
うちは国民年金がふたりだから、
もっと年金額は少ないのに・・・という方々のためにも、
ふたつの提案をしたいと思います。
ひとつめ、夫婦ともに年金定期便を確認しましょう!
ふたつめ、これからお金を殖やす取り組みを考えてみましょう!
大丈夫、50歳からだって頑張れる方法をお伝えしますね。
50歳からでも遅くない!2000万円を作ってみよう!
私自身、
ふたりの子どもをかかえ、シングルマザーで
勤務先は3社もつぶれるし、
投機には大失敗するし、
本当に本当にお金に苦労しています。
だから、これは、
こどもの大学費用がみえてきた私が
「取り組んでいる」方法でもあります。
最初に、銀行貯金では金利がないので難しいので、
投資信託を使った「長期・分散・積立」方式のご案内です。
例として、下記の表をみてください。
ゴール2000万円を積み立てるシミュレーションです。
40歳から65歳の25年 | 銀行貯金。毎月6万6667円の貯金で2000万達成。 |
---|---|
40歳から65歳の25年 | 投資信託インデックス年率7%運用。毎月2万5千円で2000万達成。 |
50歳から65歳の15年 | 投資信託インデックス年率7%運用。毎月6万3千円で2000万達成。 |
50歳から70歳の20年 | 投資信託インデックス年率7%運用。毎月4万円で2000万達成。 |
理想:30歳から65歳の | 投資信託インデックス年率7%運用。毎月1万2千円で2000万達成。 |
50歳からでも70歳までの
20年間を投資信託でコツコツと4万円ずつ運用すれば、
2000万円が見えてくる!というわけなんです。
資産「寿命」をのばすという考え方を知る!
私が20代の頃、平均寿命は70代でしたから、
60歳で退職した会社員が夫婦ふたりで
貯金を取り崩しながら、年金生活をしても
ゆとりの生活がおくれたと考えています。
いまや、人生100年時代。
大幅に人生が長くなりました。
ここにきて
「長期・分散・積立」の威力を発揮する
投資信託がにわかに注目をあつめています。
私が30代のころ、
銀行から買って大失敗した「投機」商品は
実は投資信託でした。
どこが違うのか。販売商品や運用会社ではありません。
ここ⇒ポイント⇒
積立投資◎なのか、
一括投資×なのか、というところです。
一括投資は、投資信託といえども、
短期の相場での売り買いで利益を稼ぐ手法であり、
老後の資金形成には「不向き」です。
退職金を「老後資金にするために増やそう」と思われて、
一括投資!と思われたときには、ぜひ思い出していただきたいです。
投資信託は、
先進国の「公的年金」を形成する手段であり、
合理的、安全安心な資産形成です。
短期の相場で売り買いする商品ではありません。
また、
運用をし続けながら取り崩していく方法ができれば
うまく「資産寿命」を延ばすことが可能です。
2000万円がもし仮に70歳で貯まったとして、
70歳から投資信託を「定額」もしくは「定率」で
引き出しつつ、運用を継続すると、
資産寿命を延ばす効果が非常に高くなります。
※引き出しするのは、定率の方がより効果が高いです。
理由は、資産額が運用の良い悪いにかかわらず、
一定スピードで減るためです。
投資信託の「長期・分散・積立」の方法については、
ブログでも様々な角度から記事を書いていますので、
ぜひご覧になってください。
「お金にモヤモヤしているが、何から手をつけていいかわからない!」
「おすすめを買ったけれど、あっているのかわからない!!」
と思われる方は、「お金のモヤモヤお茶会」で
モヤモヤの正体を突き止めることから始めてみるのも、おススメですよ!!
「体系的な学びを始めたい!」
という方は、「未来創造~ライフデザイン講座」も開催しています!!