ネタコをおこせ♪今回は、ポッドキャストの第15回の様子をブログに綴っていきます。
テーマは「人体実験♪自分を○○していない、の巻き」です。
前回は自分のネタコの本音のところ「丁寧に扱って欲しい」という本音に気づいたという話をしました。
今回も、「自分の本音を承認して行く」ことの具体例を話していきます。
ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
もくじ
保険の仕事での話
私がよくつまづく例として、保険の仕事の話があります。
私は保険の仕事もしており、営業でお客様に提案をした時の話です。私が営業しているのは、「変額保険」という、投資信託を利用した死亡保険です。生命保険というのは、亡くなった時に家族に入る保険のことです。
もちろん、保険なので保険会社に手数料、つまり保険料を取られるのはみなさんご存知だと思います。
商品というものは、売る側と利用する側と、その価値をお金に換算して見合った時に商売が成立すると思っています。保険という商品にお金がかかるのは当たり前なので、「保険料がかかって当然」だと私は思ってお客様に提案しています。
しかし、私の説明を聞いて「投資信託というのは非常に運用成績が良いものだから、保険料を払いたくない」というお客様がいらっしゃいました。
ここでまた私もまた、自分の心臓がドキドキする、不安になる、「どうしよう」と思ってしまいます。
「私の説明が足りなかったのかな」と、再度詳しく提案をします。「私のことが嫌いなのかな」と思いましたが、私の話を熱心に聞いてくださるので、どうもそうでもなさそうです。
この時、私の心臓はドキドキしてしまいました。「これはなんだったのかな」とすごく考えました。
「私を信頼して欲しかった」
この気持ちの答えや原因がなかなか出なかったのですが、「私を信頼して欲しかったのだな」と気づくことができました。
「お客様との価値観の相違」という言葉では片付けられない何か、それは「信用を得られなかったことによる不安」であると気づきました。
人間同士、価値観が違うのは当たり前です。考えも違って当たり前です。
だからこそ、価値観が共有できる喜びは奇跡的なことであり、非常にまれなことだからこそ、非常に嬉しい、ありがたいと思うのです。
私は「自分の力を信じてもらえなかった」ことにすごく傷ついたことに気づきました。
単なる力不足で心臓がドキドキしてたわけではなく、ネタコに聞いてみて、本心を探っていくと「私のことを信用してほしい」「信じて、託してほしい」「話を聞いてほしい」と思っていることに気づきました。
さらにならば、相手によっては「信用はしてるけど、サービスは買わない」ということもあります。
このような場合においては、特に自分が傷つくことはありません。信頼してもらえているかどうかは、なんとなく会話で気づくことができます。
「納得した不成立」じゃないことが不安だった
違和感があるまま、契約が不成立に終わったことに対する不安が何かと言うと、「納得した不成立」ではなかったことなのです。
この答えに行き着くまでは少し時間がかかりましたが、最終的には「自分を信用して欲しかった」というサイン、つまり「信用してもらえなかったこと、認めてもらえなかったことに対する不安」だったのです。
前回、デパートと役所の接客の話をしました。
私はそれぞれの接客になぜここまで快・不快を感じるのかネタコに聞いてみて、「自分を丁寧に扱うこと」の大切さを実感しました。
今回も似たようなことで、「私は自分のことを信用してるんですか?」という話です。「私の目の前で起きていることは、私のために起きている」と考えて、ネタコを起こしてるわけです。
不安が発生するということは、ネタコが納得していないということ。「自分に力がちゃんとあって、自分を信用してほしい」という願望が叶えられなかったから、心臓がドキドキしたのだとネタコが教えてくれました。
そして、自分の言葉を信用していなかったのでは?とも思いました。
自分の言葉には魂が乗る
金融の仕事をしてると、法律や経済など、基礎的な知識をはじめとしたさまざまなことを勉強することになります。
しかし、景気は気分の「気」です。つまり、「絶対」はありません。
絶対は無いということを話す際も、自分では自信を持っているつもりでも、実際は自信を持って言っていなかったのかもしれません。
自分のことを信用していないから、「自分のことをもっと信用して」「自分を信用して言えてないでしょう?」ネタコに言われていた気がします。
自分を信用できていると、自分の言葉に言霊、魂が乗ります。営業が得意な方は「私は『私』で売っています」と言っていますが、この意味がようやく理解できた気がします。
知識でも、経験でもないのです。
言葉に乗っている「何か」で買い物をする
また、これはどのような仕事にも通ずることです。
例えば、高級バッグを扱っているお店でも「このバッグが好きなわけじゃないんだな」と思うこともあります。とても高くて買えませんが、好きなブランドのお店へ、たまにウィンドウショッピングに行くことがあります。
その際、店員さんと少し会話しただけで「あ、この人はこのブランドが好きじゃないんだな」と感じます。
一方、他のブランドで、特に買うつもりで入っていなくても、「本当に好きな人」が接客してくれた時は、つい買ってしまいます。商品について詳しく、一生懸命説明してくれるから、買ってしまうのです。
言葉に乗っている「何か」があるのです。
同じように、ネタコを起こして、自分の本心に耳を傾けることは重要なのです。法律や経済について知っていたとしても、根拠がないからこそ、自分を信じることが重要だと言えます。
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今回は、第15回目のポッドキャストの内容をお送りしました。
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